アウラ神話 物語編

登場人物プロフィール

芯なる神 アブソーバー太郎アウラ世界を創造した根源神、睡蓮眼で全てを見通す。
上帝 ソライダス:自然秩序を操る大帝、熱波や雷火を司る。
上皇 ゼンブレー:虚無と日常を混ぜる異能の皇、餅や絶空を操る。
天人 アマンダラ:戦いの衝撃から降臨した調停者、安寧とチョコレートソースの祝いをもたらす。
仏頂面 ハランカルト:外宇宙から侵入した破壊者、狂気と血飛沫を撒き散らす。
無双と夢想の神 ソランブダラ三者融合で誕生した究極神、矛盾を抱えながら調和を象徴する。
工場見学者 マルコ嫁くださいおじさん:凡俗から変じた混沌の存在、舞台を観客に強いる力を持つ。
天上人 あまんぷぅだお!アウラの外から観劇する存在、私語で世界を茶番と化す。
ソルノド王国国王 朱雀健太46世:観劇秩序の守護者、私語を許さず神をも退場させる。
転職中の神 おめえががんばんだよ:笑いとあくびで下層世界を吹き飛ばす、無責任と挫折を体現する神。

世界観

アウラの世界
・アブソーバー太郎が創造した舞台。
・特徴=「成仏と再生」を繰り返す閉じた輪廻。
・外部からの「一見さん」は拒絶される。

情熱大陸
・アパマン・パウエル・ソリッドネスで構成。
・「反撃とノンケの対消滅」により燃え続ける大地。
・神々の戦いの舞台であり、同時に生命維持装置。

上界/天上
アウラを外から見下ろす領域。
・観客や観測者(あまんぷぅだお!、朱雀健太46世、おめえががんばんだよ)が存在する。

アウラ神話

はるか昔、芯なる神 アブソーバー太郎 が眠りしとき、
彼は「守り」「誇示」「餓鬼」「天然由来のオリーブオイル」の四力を胸に宿していた。
その力の分岐より生まれたのが二つの巨神――
自然の秩序を操る 上帝ソライダス と、虚無と日常をねじ曲げる 上皇ゼンブレー である。

二神は大地「情熱大陸」にて幾億年ものあいだ戦い続けた。
熱波と餅がぶつかり、雷火とクッキーが砕け合い、
空海パピヨンが交錯し、雲泥と絶空がぶつかり消える。
その戦いは終わらず、ただ大陸そのものを燃やし続けた。

やがて、その衝撃から一人の天人が降り立つ。
彼の名は アマンダラ。
安寧を祈り、甘美なる「チョコレートソースの祝い」を携え、
戦いを止めるのではなく祝祭として延命させる存在であった。

だが外界より侵入者が現れる。
仏頂面の異形、ハランカルト。
彼は「鮮烈な血飛沫」「殺戮の奇行」を解き放ち、
「トマト・ドラゴン・クリームメロンパン」なる呪食を投げ与え、
そして「第七惑星の北斗と紅」を呼び寄せては、世界の根底を揺るがした。

追い詰められた三者――ソライダス、ゼンブレー、アマンダラは、
ついに一つへと融合を果たす。
現れたのは 無双と夢想の神 ソランブダラ。

彼は「チョコパイおっぱい」を盾とし、
「睡蓮眼・改」で未来を見通し、
「チョマテヨ」の叫びで時間を止め、
そして「千年の奥底に眠るパンチ」を放った。
その叫び、「そんなこと言わないで!!」は、
破壊の神ハランカルトすら一瞬心を揺らしたという。

だが戦いはなお続く。
そこへ突如、工場見学に来たマルコ嫁くださいおじさん が乱入する。
彼は「亜空切断ストリーム」と「撃龍槍」を振るい、
舞台を「ラグナロク炎と観客に揺れる劇場」へと変貌させた。
戦いはもはや神話でなく、芝居そのものとなった。

さらに上空から覗く 天上人あまんぷぅだお! は、
「つまんねえな」と私語を漏らした。
その一言で舞台は茶番と化しかけたが、
烈火の如き怒りを燃やした ソルノド王国の王・朱雀健太46世 が現れ、
あまんぷぅだお!を「上映中の私語」の罪でぶちのめした。

こうして観劇の秩序は守られたが、
さらなる存在が姿を現す。
転職中の神 おめえががんばんだよ。
彼は笑いながら笑い続け、周囲に「お前が頑張れ」と錯覚させた。
だがその実、昨日の面接に落ち込み、隠すようにあくびをしただけで――
下の世界、さらに下の世界を吹き飛ばしてしまったのだ。

笑いと退屈が重なれば、世界すら消える。
その恐ろしさを知らぬまま、彼は今日も笑っている。

そしてアウラの戦場には、
ソランブダラとハランカルトの果てなき戦い、
マルコ嫁くださいおじさんの舞台、
朱雀健太46世の観劇秩序、
おめえががんばんだよの退屈――
そのすべてが渦巻いていた。

こうしてアウラの世界は、
永遠と刹那、不可思議と一瞬を繰り返し、
誰も終わりを知らぬ神話を今なお演じ続けている。